ロシアの対米関係改善努力、トランプ政権の矛盾が妨げ=外務次官

7月10日、 ロシアのリャブコフ外務次官(写真)はロシアは米国との関係改善に努めているものの、トランプ政権の矛盾した言動がその妨げとなっているとの認識を示した。サンクトペテルブルクで6月撮影(2025年 ロイター/Anton Vaganov)

[モスクワ 10日 ロイター] – ロシアのリャブコフ外務次官は10日、ロシアは米国との関係改善に努めているものの、トランプ政権の矛盾した言動がその妨げとなっているとの認識を示した。

国営タス通信によると、リャブコフ氏は「トランプ政権は行動と発言において非常に矛盾している。これでは作業が容易ではない」と述べた。「それでもわれわれは関係正常化を一貫して粘り強く追求していく」と強調した。

また、インタファクス通信によると、同氏は米国の追加制裁について、ロシアには対応策があるとの見解を示した。

「われわれは制裁にどう対抗するかを理解している。ここ数年で、輸入品の代わりを国産で賄う手段や仕組みを開発してきた。それによって大部分のニーズは国内でかなり満たせるようになっている」と語った。

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