高知の夏を彩る「よさこい祭り」が来月行われるのを前に、踊りが披露される市内9か所の競演場のそれぞれの魅力を紹介する企画展が高知市で開かれています。

この企画展は、よさこい祭りを今までとは違う視点から楽しんでもらおうと、高知よさこい情報交流館が開いていて、市内に9つある競演場のそれぞれの魅力を紹介しています。

このうち「梅ノ辻」の競演場は、「梅」にちなんで、踊り子に手作りの梅干しを配ったり、地元の町内会のチームの衣装には梅の花をデザインしたりしていることを紹介しています。

また、上町の競演場は、幕末の志士、坂本龍馬の生誕地であることにちなんで、特別個人賞として「龍馬メダル」を贈っていることや、観客との距離が近く、踊り子が通り抜ける際の爽快感が魅力であることを紹介しています。

愛媛県から訪れた70代の女性は「初めて見ましたが、衣装のすばらしさに圧倒されています。本番も見に来たい」と話していました。

高知よさこい情報交流館の野村美樹さんは「競演場の魅力を少しでも多くの人に知ってもらい、自分にとっての『推し競演場』を作って見に来てほしい」と話していました。

この企画展はことし9月2日まで開かれています。

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