マレーシア、対米関税交渉で「レッドライン」は越えず=貿易相

 7月9日、マレーシアのザフルル投資貿易産業相は、米国との関税交渉で「レッドライン(越えてはならない一線)」を越えることはないと述べた。3月5日、クアラルンプールで撮影(2025年 ロイター/Hasnoor Hussain)

[クアラルンプール 9日 ロイター] – マレーシアのザフルル投資貿易産業相は9日、米国との関税交渉で「レッドライン(越えてはならない一線)」を越えることはないと述べた。

秘密保持契約を理由にレッドラインの詳細については言及を避けたが、米国がマレーシアの国益と主権を侵害する要求をしてきたと指摘。デジタル課税、電子商取引、医療基準、ハラル認証、政府調達などの分野におけるマレーシア国内政策・法律に関わるものだという。

同相は「われわれはディール(取引)のためのディールはしたくない」とし、「もしそのディールがマレーシアに利益をもたらさないのであれば、ディールをすべきではない。われわれはそのことをしっかりと認識しなければならない」と記者団に強調した。

これに先立ち、シンガポールで開かれたロイターネクスト・アジア・サミットでは、マレーシアは対米輸出品に課される25%の関税に報復する計画はなく、関税が発動される8月1日までに合意に達することを「なお楽観している」と語っていた。

その後の記者会見で、マレーシアに対する米関税が当初の24%から25%に引き上げられた理由は分からないとしながらも、対米貿易のバランスを取ることにコミットしており、未解決の問題が交渉で解決できると確信していると述べた。

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