青森を代表する夏祭りのひとつ「弘前ねぷたまつり」で、ことしは試験的に、観客が投票して選ぶ「観客賞」と、運行団体が投票して選ぶ「本ねぷた賞」の2つの賞を新たに設けることになりました。

「弘前ねぷたまつり」では、弘前観光コンベンション協会が毎年ねぷたのコンテストを行っていて、扇ねぷたに描かれる武者絵や美人画の美しさや、お囃子に合わせてかけ声が元気よくそろっているかなどを基準に、主催団体など11人が審査し、運行団体に賞を贈っています。

祭りをより良いものにしようと、このコンテストとは別に、観客や運行団体が参加する新たな賞を試験的に設け、ことしは観客が投票して選ぶ「観客賞」と、運行団体が投票して選ぶ「本ねぷた賞」の2つの賞を発表することになりました。

「観客賞」は、まつりのチラシなどに記載されたQRコードにアクセスして、気に入った運行団体に投票する仕組みだということです。

一方、「本ねぷた賞」は、1団体1票で投票できるということです。

桜田市長は「訪れた人には長年地域に受け継がれてきた歴史や文化を感じながらねぷたの運行を見てもらい、投票を通じて祭りを盛り上げてほしい」と話していました。

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