ヘビーレアアース(重希土類)の世界的な供給は、ミャンマー北部の丘陵地帯で数カ月にわたって繰り広げられている反政府勢力と中国が支援する軍事政権との戦いの行方にかかっている。写真はカチン独立軍の兵士たち。カチン州で13年1月撮影。(2025年 ロイター/David Johnson/File photo)
[8日 ロイター] – ヘビーレアアース(重希土類)の世界的な供給は、ミャンマー北部の丘陵地帯で数カ月にわたって繰り広げられている反政府勢力と中国が支援する軍事政権との戦いの行方にかかっている。
カチン独立軍(KIA)は昨年12月以来、2021年のクーデター後に勃発した内戦の一環として、中国国境から100キロも離れていない町バモを巡って軍政と戦っている。
世界のヘビーレアアース供給の半分近くは、バモ北方を含むカチン州の鉱山から採掘されている。それらは中国に運ばれ、電気自動車(EV)や風力タービンに使用される磁石に加工される。
この問題に詳しい3人の関係筋によれば、ヘビーレアアースの加工をほぼ独占している中国は、KIAがバモを完全に掌握しようとするのをやめない限り、KIA支配地域で採掘されたヘビーレアアースの購入を停止すると脅している。
中国当局がKIAに対してこうした通告を行ったことが明らかになるのは初めて。KIA筋によると、中国側から要求があったのは5月という。
ロイターは中国が脅しを実行に移したかどうかについては確認できていない。同地域での戦闘は採掘作業に影響し、ミャンマーからのレアアース輸出は今年急減している。
中国外務省報道官はロイターに対し、KIAとの協議の詳細については把握していないと述べた。
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