
7月7日、ロシア財務省は、今年上半期の財政赤字が3兆6900億ルーブル(468億9000万ドル)になったと明らかにした。写真は2024年12月、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 7日 ロイター] – ロシア財務省は、今年上半期の財政赤字が3兆6900億ルーブル(468億9000万ドル)になったと明らかにした。対国内総生産(GDP)比で1.7%と、今年通年の予想と同水準となった。
2025年1─5月財政赤字の対GDP比は1.5%、24年上半期は0.3%だった。
今年上半期には財政支出が20.2%増加したのに対し、歳入は2.8%増にとどまった。特にエネルギー収入は前年同期比で17%減少した。
ロシアは4月、原油価格の低迷が長期化するとの予想からエネルギー収入見通しを24%引き下げたほか、25年財政赤字の対GDP比予想を0.5%から1.7%に引き上げた。
4年目を迎えるウクライナ侵攻を継続する中、ロシアの国防費は今年25%増加して対GDP比6.3%と、冷戦以来最高の水準となっている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.