オーストラリアのアルバニージー首相は8日、今週末12日から中国を訪問すると明らかにした。5月撮影(2025年 ロイター/Hollie Adams)
[シドニー 8日 ロイター] – オーストラリアのアルバニージー首相は8日、今週末12日から中国を訪問すると明らかにした。上海、北京、成都を訪問すると記者団に述べた。中国は人工知能(AI)、グリーンエネルギー、デジタル経済などを巡る協力関係構築を目指している。
同氏が首相として訪中するのは2回目となる。2023年の初訪問では、7年間冷え込んでいた両国の関係改善を図り、相違がある中でも対話が重要だと強調した。
こうした中、中国は農業や鉱業分野での連携を強化し、新技術の成長分野を探るため、両国の自由貿易協定(FTA)の見直しを提案している。
中国の肖千・駐豪大使は7日、地元紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューへの寄稿で「われわれはよりオープンな姿勢とより高い基準で協定を見直す用意がある」と述べた。
アルバニージー氏は中国とのFTAをAIにも拡大することを検討するかとの質問に対し、「われわれは自らの政策を決定する」と述べた。
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