EU、中国との気候共同行動宣言への署名を保留=FT

欧州連合(EU)は中国との外交関係樹立半世紀を記念する今月の首脳会議で、気候変動に関する共同行動宣言への署名を控える方針だ。EUと中国の旗(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

[7日 ロイター] – 欧州連合(EU)は中国との外交関係樹立半世紀を記念する今月の首脳会議で、気候変動に関する共同行動宣言への署名を控える方針だ。欧州委員会のフックストラ委員(気候変動対策)が英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に語った。

複数のEU当局者によると、EUは中国が温室効果ガスの排出削減へさらなる行動を約束しない限り、中国の度重なる相互コミットメント要求を拒否している。

7日付の同紙によると、フックストラ氏は「われわれの立場から宣言するメリットがあるのは内容と野心がある場合だけだ」と語った。

中国外務省の毛寧報道官は定例会見でコメントを求められると、中国は常にグリーンで低炭素な開発を積極的に推進してきたと説明。「われわれは気候変動に関する国際協力を強化し、グリーン移行と人類の持続可能な発展に貢献するため、他国と協力し続ける」と述べた。

ロイターは欧州委にコメントを求めているが、今のところ回答を得られていない。

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