米首都で34年ぶり軍事パレード、トランプ氏誕生日 各地で抗議デモ

 トランプ米政権は14日、首都ワシントンで陸軍創設250周年を記念する軍事パレードを開催した。この日はトランプ大統領の79歳の誕生日にもあたり、全米各地で政権に抗議するデモが行われた。写真はパレードの様子。首都ワシントンで代表撮影(2025年 ロイター)

[ワシントン/ロサンゼルス/ニューヨーク 14日 ロイター] – トランプ米政権は14日、首都ワシントンで陸軍創設250周年を記念する軍事パレードを開催した。この日はトランプ大統領の79歳の誕生日にもあたり、全米各地で政権に抗議するデモも行われた。

首都での大規模な軍事パレードは1991年、湾岸戦争後に開催されて以来34年ぶり。

ブラスバンドの演奏とともにパレードが始まる中、ナショナル・モール近くのコンスティテューション・アベニュー沿いには多くの観客が集まった。トランプ氏は防弾ガラス越しに観覧し、紹介されると歓声を浴びた。

トランプ氏は「他の国々は皆、勝利を祝っている。そろそろ米国もそうすべき時だ」と群衆に語った。

ヘグゼス国防長官やルビオ国務長官ら政権高官の姿も見られた。

陸軍は、25両以上のM1エイブラムス戦車、28両のストライカー装甲車、4両のパラディン自走砲、M777やM119といった大砲など計150両の軍用車両とともに、7000人近い兵士をワシントンに集結させた。

米当局者らがロイターに語ったところによると、この式典には装備品の移動や兵士の宿泊・食事費用などを含め2500万─4500万ドルかかるという。

特にトランプ氏が連邦政府のコスト削減を目指していることを踏まえると、パレードは権威主義的な権力の誇示で、無駄が多いとの批判が出ている。

<各地でデモ>

この日はパレードが始まる前にワシントンのほか、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなど各地で政権の政策に抗議するデモが行われた。

デモはおおむね平和的なもので、1月のトランプ氏就任以降で最大規模の抗議運動となった。

一方、移民取り締まりへの抗議デモが続くロサンゼルスでは依然として緊迫した状況が続いた。ダウンタウンの夜間外出禁止令が導入される約1時間前には、騎馬警官らがガスや閃光弾などの非致死性の武器を使ってデモ参加者を激しく押し戻し、大勢の人々がパニックに陥り逃げ惑った。

警察によると、デモ参加者らは「業務用花火」や石、瓶などを警官に向けて投げつけた。一部の参加者はガスマスクやヘルメットを着用し、今後何時間も現場にとどまると主張した。

これに先立ち、ダウンタウンにある連邦ビルの前では約50人の海兵隊員が撤退を求める数百人のデモ隊と対峙した。

反トランプ団体は軍事パレードに合わせて全米約2000カ所でデモを計画した。その多くは「No Kings(王はいらない)」というテーマで行われ、いかなる個人も法の上には立たないと主張した。

シカゴのダウンタウンではデモ参加者らが警察に抵抗し、逆さまの国旗を振りながら「誰を守るのか?誰に仕えるのか?」「正義なくして平和なし」などと叫んだ。

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National security correspondent focusing on the Pentagon in Washington D.C. Reports on U.S. military activity and operations throughout the world and the impact that they have. Has reported from over two dozen countries to include Iraq, Afghanistan, and much of the Middle East, Asia and Europe. From Karachi, Pakistan.

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