主要新興国グループ「BRICS」の首脳会議は、貿易関税や中東紛争、軍備支出に関してトランプ米大統領に異を唱える立場を採用する見通しだ。6日にブラジルで始まる首脳会議を控え、準備されている声明草案で明らかになった。
首脳らは一方的な関税賦課と非関税障壁が「貿易をゆがめ、世界貿易機関(WTO)ルールと整合しない」と批判し、「深刻な懸念」を表明することで合意している。

動画:BRICS首脳会議が6日ブラジルで開催される
出所:ブルームバーグ
声明の最終草案で首脳らは「国際法に反する一方的な強制措置を非難し」、具体的には経済制裁を挙げた。文言は最終的に変更される可能性がある。
トランプ米政権を名指しで批判してはいないものの、矛先がトランプ関税に向けられているのは明白だ。中でもインドは9日に上乗せ関税の適用延期が失効するのを控え、トランプ政権との合意とりまとめを急いでいる。
同時にトランプ氏や米国を名指しで非難することを控える姿勢は、BRICS内の分裂を反映している。ワシントンに近い立場を取る国がある一方で、インドのようにBRICSが中国の道具になることを警戒する国もある。BRICSは依然として、国連安全保障理事会で共通した立場を打ち出せていない。
原題:BRICS Set to Condemn Trade-Distorting Tariffs in Swipe at Trump(抜粋)

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