米国土安全保障省は3日、移民・税関捜査局がメキシコ出身のボクシング元世界王者フリオ・セサル・チャベス・ジュニア容疑者(写真)を組織犯罪関与や銃器・弾薬などの密売容疑で逮捕したと発表した。カリフォルニア州アナハイムで6月撮影(2025年 ロイター/Imagn Images)
[メキシコ市 3日 ロイター] – 米国土安全保障省(DHS)は3日、移民・税関捜査局(ICE)がメキシコ出身のボクシング元世界王者フリオ・セサル・チャベス・ジュニア容疑者(39)を組織犯罪関与や銃器・弾薬などの密売容疑で逮捕したと発表した。
チャベス・ジュニア容疑者は、メキシコスポーツ界のレジェンドで元世界3階級制覇王者フリオ・セサル・チャベス氏の息子。母国メキシコで逮捕状が出ていたという。
またDHSは、同容疑者が合法的な永住権を取得するための申請書で複数の虚偽の申告を行い、6月27日に米国に不法滞在していると判断されたと説明した。
チャベス・ジュニア容疑者は2011年にWBCミドル級王者となり、翌年に王座を明け渡した。先月末にはユーチューバーのジェイク・ポールと試合を行い、判定負けを喫していた。
09年に禁止薬物に陽性反応を示し、7カ月の出場停止となり、13年にも薬物検査で不合格となり、罰金と9カ月の出場停止処分を受けた。
また容疑者の妻はかつて、メキシコの麻薬組織「シナロア・カルテル」元指導者の息子と結婚していたという。
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