公開日時 2025年07月04日 05:00更新日時 2025年07月04日 05:11

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琉球新報朝刊

 日投開票の第27回参院選が3日、公示された。沖縄選挙区(改選1)には、届け出順に、自民新人で前那覇市議の奥間亮氏(38)=公明推薦、政治団体「NHK党」新人で政治団体代表の真喜志雄一氏(34)、参政新人で琉球大名誉教授の和田知久氏(65)、「オール沖縄」勢力が推す無所属新人で沖縄大教授の高良沙哉氏(46)=立民、共産、社民、社大推薦、無所属新人で会社代表の比嘉隆氏(47)の5氏が立候補した。

 県内では、物価高への対応など経済対策、沖縄戦80年の節目における基地問題などが争点となる。

 自公勢力が推す奥間氏と「オール沖縄」勢力が擁立する高良氏を軸に選挙戦が展開される見込み。参政の和田氏の得票も全体の情勢を左右する。

 立候補した5氏は、それぞれ県内各地で第一声を発し、選挙活動を開始した。4日から期日前投票が始まる。

 奥間氏は宮古島市の街頭で出陣式を開き「一丁目一番地に離島政策を掲げた。離島の課題を解決することが沖縄全体の振興につながる」と訴えた。

 和田氏は那覇市の街頭で出陣式を実施し「沖縄でいくら頑張っても、日本は沈没してきた。日本人ファーストで、日本を再構築する」と訴えた。

 高良氏は糸満市の喜屋武岬で第一声を発し「沖縄を再び戦場にしてはならない。民意を国政に突きつけるため、全力で闘い抜く」と力を込めた。

 参院選比例代表の県出身者では、自民現職の比嘉奈津美氏(66)、維新新人の赤嶺昇氏(58)、社民新人の山城博治氏(72)、石丸伸二・前広島県安芸高田市長が立ち上げた地域政党「再生の道」新人の宜保晴毅氏(57)の4氏が立候補を届け出た。

 (’25参院選取材班)

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