アイルランドのハリス貿易相は2日、グリア米通商代表部(USTR)代表が先月の協議で、欧州連合(EU)と米国との医薬品貿易を巡る「創造的な解決策」に前向きな姿勢を明確にしたと述べた。米国旗とEU旗の資料写真(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ダブリン 2日 ロイター] – アイルランドのハリス貿易相は2日、グリア米通商代表部(USTR)代表が先月の協議で、欧州連合(EU)と米国との医薬品貿易を巡る「創造的な解決策」に前向きな姿勢を明確にしたと述べた。
ハリス氏は記者団に、米政権の前向きな姿勢について「米国とEU間、米国とアイルランド間の医薬品産業の相互依存度が、交渉開始時に人々が思っていたよりも実際にははるかに高いという重要な認識だと思う」と歓迎した。
EU外交筋はロイターに、EUが主要分野の関税の即時撤廃を望んでいると説明した。ただEUは、一律関税の10%は避けられないものとして受け入れているという。相互関税上乗せ分の適用停止期限は9日に迫る。
EUは、米国が調査中で追加関税を賦課していない医薬品や半導体分野などでの協定締結を望んでいる。トランプ米大統領は6月、医薬品関税について「もうすぐ」発表すると発言した。
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