英独、防衛条約に今月署名へ 相互援助を規定=報道

 7月2日、ドイツと英国は今月17日、いずれかの国が脅威にさらされた場合の相互援助条項を含む防衛条約に署名する見通し。写真は両国の旗。ベルリンで2023年3月撮影(2025年 ロイター/Annegret Hilse)

[ベルリン 2日 ロイター] – ドイツと英国は今月17日、いずれかの国が脅威にさらされた場合の相互援助条項を含む防衛条約に署名する見通し。米政治サイトのポリティコが2日報じた。

両国は昨年8月、防衛や経済など幅広い分野で連携を深める2国間条約の交渉を開始することで合意していた。

ポリティコによると、協定には、一方の国に対するいかなる戦略的脅威も他方の国への脅威になると規定する条項が含まれる。

両国とも北大西洋条約機構(NATO)にコミットしているが、防衛条約締結はドイツを含む欧州諸国が相互協力を深め、トランプ政権下の米国に対する依存を減らそうとする動きを浮き彫りにしている。

独外務省報道官は「条約をまとめる最終段階にある」とし、今月末までに閣議承認される見通しだと述べた。

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