イタリア統計局(ISTAT)が2日発表した5月の失業率は6.5%と4月改定値の6.1%から大幅に悪化し、昨年6月以来の高水準となった。ミラノで2023年7月撮影(2025年 ロイター/Claudia Greco)
[ローマ 2日 ロイター] – イタリア統計局(ISTAT)が2日発表した5月の失業率は6.5%と4月改定値の6.1%から大幅に悪化し、昨年6月以来の高水準となった。
ロイターがまとめた9人のアナリスト予想は6.0%だった。
5月は差し引きで8万人の雇用が創出された。
若年層(15─24歳)の失業率は、19.9%から21.6%に上昇した。
ISTATは失業率急上昇の理由として、これまで就労していなかった人々が5月に職を求めて大量に労働市場に参入したことを挙げた。
3─5月の就業者は前期比9万3000人(0.4%)増。5月単月では前年同月比40万8000人(1.7%)増だった。
全体の就業率は62.9%と前月の62.8%からやや改善したものの、ユーロ圏で最低水準となっている。
一方、就職も求職もしていない非労働力人口の割合は32.6%と、前月の33%から低下した。
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