ウクライナは2日、同国への防空ミサイルや他の精密弾の供与を一部停止する米国の決定を巡り、ロシア軍による空爆や進撃に対する防衛能力が弱まるとの懸念を表明した。2022年12月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン/キーウ 2日 ロイター] – ウクライナは2日、同国への防空ミサイルや他の精密弾の供与を一部停止する米国の決定を巡り、ロシア軍による空爆や進撃に対する防衛能力が弱まるとの懸念を表明した。
関係者は1日、米国防総省が国内の武器在庫が過度に減少しているとの懸念から、ウクライナへの防空ミサイルや他の精密弾の供与を一部停止したと明らかにした。 もっと見る
ウクライナ外務省は駐キーウの米国の臨時代理大使を呼び出し、米国からの軍事支援継続の重要性を強調し、援助停止はロシアのウクライナでの紛争を勢い付かせることになると警告。「ウクライナの防衛能力支援のいかなる遅延や先送りも、侵略者が平和を求めるのではなく、戦争とテロを継続することを奨励するだけだと強調した」と明らかにした。
ウクライナ国防省も、米国からの兵器供与の一部停止について公式に通知を受けていないとし、明確な説明を求めているとした。
ウクライナ情報筋によると、米国の決定は「全く衝撃的」だったという。
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