共有

2025年7月2日 20:45

【速報】大津市タワマン夫婦殺傷事件 殺人未遂の疑い50歳息子が山梨・青木ヶ原樹海で遺体見つかる…公開手配を解除 滋賀県警

岩崎真容疑者(提供:滋賀県警)

 今年2月、滋賀県大津市の高層マンションで70代の夫婦が殺傷された事件で、殺人未遂の疑いで公開手配されていた50歳の息子について、警察は2日、公開捜査と指名手配を解除すると発表しました。息子が5月、山梨県富士河口湖町の青木ヶ原樹海で死亡した状態で見つかったということです。

■部屋の中で78歳夫が死亡 EVホールで妻も血を流して倒れ一時重体

 この事件は2月25日、滋賀県大津市のJR大津京駅前にある高層マンションで、このマンションに住む岩崎安三さん(当時78)が自宅の部屋で血を流して死亡しているのが見つかり、同じ階のエレベーターホールで、妻(74)も頭から血を流して見つかったものです。妻は意識不明の重体で病院に搬送されましたが、その後回復し、現在も入院中です。

 司法解剖の結果、安三さんには頭や顔に複数の傷があり、死因は鈍器のようなもので殴られたことによる「頭蓋内損傷」でした。

 警察は、安三さんらの息子で市内の別の場所に住む岩崎真容疑者(50)が事件直後から行方がわからなくなり、防犯カメラの映像などから母親を殺害しようとした疑いが強まったとして、真容疑者の顔写真などを公開し、行方を追っていました。

■遺体は白骨化し腐敗が進む DNA鑑定で容疑者特定

 警察によりますと、5月11日午前11時半ごろ、山梨県富士河口湖町のの青木ヶ原樹海を散策していた旅行者が、仰向けの状態で一部白骨化した遺体を発見。近隣の売店の店員が警察に通報していました。

 遺体は腐敗が進み、司法解剖の結果、死後1~2か月が経過していたということです。その後、DNA鑑定の結果、遺体が真容疑者と判明したということです。

 警察は2日、公開捜査と指名手配を終了しましたが、凶器などは見つかっておらず、今後、安三さんへの殺人容疑でも裏付け捜査をさらに進め、容疑者死亡のまま書類送検する見通しです。

最終更新日:2025年7月2日 22:13

関連ニュース

WACOCA: People, Life, Style.