米国の電気自動車(EV)メーカー、米テスラの中国・上海工場からの出荷台数は6月に今年初の前年同月比プラスを記録した。先端運転支援機能に関する規制上の課題がクリアされたことが追い風となった可能性がある。

  全国乗用車市場情報連合会(乗連会)が2日発表したデータによれば、テスラは6月に上海工場から7万1599台を出荷した。このデータは中国内向けと輸出向けを合わせたもの。前年同月比で0.8%増、前月比では16%増となる。

  増加幅は小さいものの、EV先駆者のテスラにとっては、価格競争の激しい中国での転機を示している可能性がある。中国政府が先月発表した新たな指針は、より高度なテスラの運転支援機能のさらなる導入に道を開く可能性がある。

  乗連会によれば、EVやハイブリッド車を含む新エネルギー車(NEV)のディーラー向け販売台数は、前年同月比29%増の126万台と推計されている。  

原題:Tesla’s China Shipments Rise in June for First Time in 2025

(抜粋)

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