メキシコへの送金額、5月は前年比-4.6% 2カ月連続減少=中銀

7月1日、 メキシコ中央銀行が発表した5月のメキシコへの送金額は前年同月比4.6%減の53億6000万ドルとなった。 メキシコ市で2023年5月撮影(2025年 ロイター/Henry Romero)

[メキシコ市 1日 ロイター] – メキシコ中央銀行が1日発表した5月のメキシコへの送金額は前年同月比4.6%減の53億6000万ドルとなった。米国は、労働者による母国への送金に対する課税を準備している。

送金件数は前年比5.7%減の1390万件だったが、送金額は平均385ドルで、1件当たりではわずかに増加した。

インドに次いで世界で2番目に送金額が多いメキシコは、主に米国で働く移民から送金を受けている。

米上院は最近、こうした送金への課税計画を緩和。以前の草案では全送金に3.5%の課税が盛り込まれていたが、メキシコ側は送金は既に米地方税の対象となっていることから二重課税に当たり、両国間の租税条約に違反すると主張した。現在審議中の予算案では、現金送金への1%課税が盛り込まれている。

送金額が前月から減少するのは2カ月連続で、今年3回目。4月は12.1%減少し、2012年9月以来の大幅なマイナスだった。

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Sarah is a British-French journalist covering news from across Latin America and the Caribbean, including gender violence, mining developments, regional finance and conflict in Haiti. She joined Reuters in 2019 and studied investigative journalism at City, University of London. Based in Mexico City, Sarah enjoys spicy food, dad rock and befriending the local cat population.

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