オスプレイ配備の先に

2025/06/30 07:30

 佐賀空港への陸上自衛隊輸送機オスプレイの配備まで、残り10日を切った。佐賀県にとっては、安全保障政策という意味を超えて、地域の姿が変わる転機となる。防衛省や行政、自治会、商工団体など各分野の代表者に、思いを聞いた。全6回。

 

■中谷元(なかたに・げん)

 1957年、高知市生まれ。防衛大卒。陸上自衛隊に入隊後、レンジャー教官などを経て1984年に退官。90年の衆院選で初当選。防衛庁長官や防衛相を歴任し、24年10月に第2次石破内閣で2度目の防衛相に就任した。衆院高知1区選出。当選12回。

 

―佐賀への要請から、約11年を経て佐賀駐屯地が開設される。

 私が防衛相に就任した2015年10月、山口祥義知事と面会し、米海兵隊の利用要請を取り下げ、自衛隊のみの配備を伝えた。それから10年、佐賀駐屯地が7月9日に開設され、オスプレイが運用開始となるのは感慨深い。関係者の理解と協力に深く感謝している。引き続き、配備完了に向けて全力を尽くす。

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