6月30日、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウクライナでの戦争終結に向けた協議のペースについて、ウクライナの態度と米の仲介の効果、そして戦況次第と述べた。写真は2日、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Evgenia Novozhenina)
[30日 ロイター] – ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウクライナでの戦争終結に向けた協議のペースについて、ウクライナの態度と米の仲介の効果、そして戦況次第と述べた。発言が29日、ベラルーシの国営テレビで放映された。
トランプ米大統領はウクライナとロシアの紛争を「1日で終わらせる」と宣言していたが、就任後5カ月が経過しても戦争に明確な終止符は打たれていない。トランプ氏は27日、戦争の終結を巡り「何かが起こる」と思うと述べている。
ペスコフ報道官は「ウクライナ政権の姿勢にかかっている」と指摘。「さらに、米の仲介努力がどれだけ効果的に続けられるか次第であり」、戦況も無視できない要素だと続けた。米やウクライナに何を期待しているかについては詳しく述べなかった。ロシアはウクライナに、より多くの土地を割譲し、西側の軍事支援を放棄するよう要求しているが、ウクライナ側は拒否している。
次回の協議の日程は未定だが、「近いうちに」明らかになることを望んでいると述べた。
ロシアとウクライナは5月16日と6月2日にイスタンブールで直接会談を行い、一連の捕虜交換と戦死した兵士の遺体の引き渡しを実現させた。しかし、停戦に向けた進展はなかった。
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