令和7年度群馬県DX推進人材育成リスキリング・モデル企業創出事業(バナー画像)

群馬県DX推進人材育成リスキリング・モデル企業創出事業【事業概要】

1 事業目的

 少子高齢化による労働人口の減少や生成AIに代表されるデジタル技術の革新など、企業・労働者を取り巻く社会環境は大きく変化しています。企業が事業を継続し、更なる成長を遂げるためには、生産性の向上やイノベーション、付加価値を生み出す人材の育成が重要です。また、働き手一人一人においても、職場におけるデジタル技術の導入が進むことで、働き方や必要なスキルが変化し、新たな知識・スキルの習得が求められています。​

 令和7年度群馬県DX推進人材育成リスキリング・モデル企業創出事業(以下「本事業」)では、デジタル技術の活用による生産性の向上や新たな事業展開を目的に、リスキリングに取り組む県内企業をモデル企業として募集し、その取組を支援し、企業主体のリスキリング(※注1)の好事例を創出することで、県内全体へのリスキリングの取組拡大を図ります。

※注1 企業主体のリスキリングとは

 本事業では、「DXへの対応、新たな事業分野への挑戦など、企業が成長し続けるために、企業が実施責任を持ち、従業員に対して今後必要となる新しい知識やスキルを学ばせること」と定義して推進しています。

2 事業内容

本事業では、運営企業である(株)ベネッセコーポレーション(以下「運営企業」という)が以下の流れで参加企業のリスキリングを支援します。

 本事業の流れ(画像)

支援内容1 参加企業別の学習計画書の作成支援

参加企業の事業内容や業務課題を踏まえ、運営企業が各参加企業に適した学習計画書の作成を支援します。

支援内容2 リスキリングプログラムの提供【有料】

運営企業は参加企業の従業員に対し、学習計画に合わせたリスキリングプログラムを提供し、学習を伴走支援します。

リスキリングプログラムの内容は以下を予定しています。

オンライン動画研修(定額制サービスによる訓練)
オンライン集合研修(同時双方向型の通信訓練)

リスキリングプログラムの内容画像

​(注意)リスキリングプログラムの実施に係る費用は企業負担となります。

※学習開始1か月前に、参加企業は群馬労働局に対し、厚生労働省が実施する「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」の申請手続きを行い、リスキリングプログラム受講終了後の支給審査において支給決定された場合、リスキリングプログラムの実施に係る経費の助成(中小企業:75%/大企業:60%)を受けることができます。

詳細は厚生労働省ホームページ「人材開発支援助成金」<外部リンク>をご確認ください。

支援内容3 リスキリングの取組効果の検証・共有

運営企業が各参加企業に対し、リスキリングの取組効果を検証し、フィードバックを実施します。

また、各参加企業には本事業終了時に開催する取組報告会に参加し、取組内容や成果をご報告いただくことで、参加企業同士で情報共有を図ります。

3 事業スケジュール

本事業は、以下の流れに沿って進めます。

学びと実践、助成金活用までをワンストップで支援

時期
内容

4月~6月

参加企業の募集・選

7月~8月

学習計画の策定・事前支援

受講者向け説明会・学習計画相談会の実施
レコメンドツールや個別相談を活用し、受講者一人ひとりに最適な学習内容を選定
管理者には、人材開発支援助成金の計画届の説明会や申請書類の準備等を支援

9月~1月

リスキリングプログラムの実施(学びと職場実践)

オンライン動画学習(個別カリキュラム):業務効率化のほか新事業創造などの内容を柔軟に学習
オンライン集合研修(全6回/1回2時間):業務改善施策の立案と実践を推進

オンライン集合研修の日程についてはこちらをクリックしご覧ください。

※カリキュラム・宿題の内容は変更の可能性があります。
※各回に会社ごとのグループワークの時間を設ける予定です。

受講者に対してラーニングパートナー(学習伴走者)が月1回の面談とチャットで学習を伴走支援
管理者向けに他社との情報交換会や面談機会を提供

2月~3月

リスキリングの取組成果の振り返り・可視化、参加企業間での共有

受講終了後のアンケートと学習データ分析により、取組成果を可視化
取組報告会(オンライン+会場開催)を実施し、参加企業間で取組成果を共有
管理者向けには、人材開発支援助成金の支給申請の説明会や書類作成支援を実施

リスキリングプログラムの日程について

オンライン集合研修の日程


開催日時
実践ゼミテーマ・カリキュラム詳細

第1回

9月17日(水曜日)

13時30分~15時30分

業務効率化の目的 ~デジタル化の先にある経営価値~

業務効率化の目的・実行パターン
デジタル技術の使いどころ
業務効率化の経営価値

第2回

10月1日(水曜日)

13時30分~15時30分

新しい業務の要件定義 ~課題を洗い出し、ビジョンを描く~

現在の業務の可視化
課題の発見と解決策の立案
改善後の業務の設計

第3回

10月22日(水曜日)

13時30分~15時30分

最適な業務効率化ツール ~クラウドサービスを比較し、選定する~

要件に合わせたシステムアーキテクチャの設計
最適なクラウドサービスの探し方
業務の定着化

第4回

11月19日(水曜日)

13時30分~15時30分

実践編 業務効率化施策の企画書をつくる

業務効率化の企画書の構成
社内で承認を得るための内容、伝え方

第5回

12月24日(水曜日)

13時30分~15時30分

実践編 企画書で人を動かす

前回宿題について、説得力のある提案にブラッシュアップする

第6回

1月14日(水曜日)

13時30分~15時30分

実践共有会

前回宿題を用いて、発表とフィードバックを行う

※カリキュラム・宿題の内容は変更の可能性があります。

※各回に会社ごとのグループワークの時間を設ける予定です。

令和6年度の取組事例集をご覧ください

 令和6年度事業の取組事例集になります。本事業への応募にあたってのご参考、貴社のリスキリング推進のご参考として、ぜひご活用ください!

 【令和6年度群馬県DX人材リスキリング推進事業 取組事例集】(PDF:2.01MB)

参加企業の取組事例(一部)

システムセイコー株式会社 (製造業、従業員数110名)
~社長自らが選抜した各部門のコア人材をDX推進者に育成。事業成長の大きな武器に~
東亜工業株式会社 (製造業従業員数1,225名)
~新規事業の拡大に向け、新たな知見で商品の販売強化・付加価値向上のアイディアを具体化~
株式会社ケイエムオー (サービス業従業員数14名)
~少人数、オーダーメイド製品の製造現場でDXによる業務効率化を推進~
株式会社国定電機 (建設業、従業員数44名)
~働き方改革を目指し、社内スケジュールの「見える化」から業務効率化に取り組む~
株式会社協和 (建設業、従業員数66名)
~工場間の受注・在庫管理・図面管理のデジタル化など、会社全体でDXに取り組む~​

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