台湾の生命保険会社が保有する外貨建て資産の評価損が、米ドル下落で大きく膨らんだ。
1-5月の為替差損は生保合計で2638億台湾ドル(約1兆3100億円)と、1-4月の1183億台湾ドルから倍増した。台湾金融監督管理委員会(FSC)が26日、資料で発表した。
特に5月単月の為替差損は1455億台湾ドルと、FSCがデータ公開を開始した2018年以降で最悪となった。4月の差損は約680億台湾ドルだった。
台湾ドルは今年、米ドルに対して約12%上昇。台湾の生保が持つ約7860億米ドル(約113兆円)相当の外貨建て資産の価値目減りを招いている。
生保業界の1-4月税引き前損益は449億台湾ドルの黒字だったが、1-5月は617億台湾ドルの赤字に転じた。
FSCは、生保各社が為替変動の影響を緩和できるよう、準備金の活用に柔軟性を持たせる措置を講じている。今月に入り、半期報告書において6カ月平均の為替レートを使用することを認めると発表した。これにより、急激な為替変動の影響を軽減できる可能性がある。
原題:Taiwan Insurers’ FX Losses Double in May on US Dollar Slump (抜粋)

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