
カナダ統計局が27日発表した4月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%減少した。写真はオンタリオ州オタワのカナダ中銀前で5月撮影(2025年 ロイター/Blair Gable)
[オタワ 27日 ロイター] – カナダ統計局が27日発表した4月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%減少した。米関税措置を巡る影響を受け、製造業や卸売業が振るわなかった。金融・保険や公共部門は伸びた。ロイターがまとめた市場予想は横ばいだった。5月も0.1%減とマイナス成長が続く見通し。
3月は0.2%増と、前回発表の0.1%増から上方改定された。
4月に製造業は1.9%減少。このうち自動車が含まれる輸送機器が3.7%減った。卸売業は1.9%減で、自動車関連分野が大幅に減ったことが響いた。
一方、金融・保険は0.7%増だった。不動産と建設部門はいずれも0.1%増。
エコノミストらは、次回発表のインフレ指標が弱含めば、カナダ銀行(中央銀行)が7月に利下げを決める可能性が高まると指摘している。デジャルダンのマクロ戦略責任者ロイス・メンデス氏は、4-6月期にGDPが縮小すると見込まれるため、7月の利下げ見通しを維持するとした。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
 
						
			
WACOCA: People, Life, Style.