おととしから休診が続く竹田市の「竹田市立こども診療所」について、市は来月1日から再開すると発表しました。

「竹田市立こども診療所」は、市内唯一の小児科専門の医療機関ですが、おととし7月、1人しかいない小児科の所長が病気を理由に入院して以降、およそ2年にわたって休診が続いています。

この問題について弁護士や社会保険労務士でつくる検討委員会はことし1月、スタッフへの過度な負担や市と診療所との連携不足など運営上の問題点を指摘し、市は新たな運営方針を策定して医師とともに、診療の再開に向けた協議を進めてきました。

診療所の再開について、市は25日、来月1日から診療を再開すると発表しました。

再開にあたってはこれまで行っていた土曜日午前の診療を取りやめて平日のみとするほか、診療時間も午前9時から午後5時までと1時間短くなります。

これについて竹田市は、「診療所スタッフの負担軽減のため」としています。

竹田市保険健康課の藤島勲課長は、「再開日の決定まで長らくご心配をおかけしたことをおわび申し上げます。安全第一の医療を提供できるよう努めます」と話しています。

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