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Bloomberg

掲載日

2025年6月24日

英国の小売企業は、役員室におけるジェンダー平等の推進において大きく前進しており、現在では女性が全役員席のほぼ半数を占めています。

英国小売企業の取締役会の47%が女性であることが報告書で判明。英国小売企業の取締役会の47%が女性であることが報告書で判明。 – Bloomberg

英国小売協会(British Retail Consortium)とエグゼクティブ・サーチ会社MBSグループが火曜日に発表した報告書によると、女性役員の割合は2021年の32%から47%に増加しています。

しかし、他の代表権を持たないグループについては、依然として見通しは楽観的ではありません。取締役会に占める少数民族の割合は、2021年の12%から8%に減少しています。報告書はまた、経営幹部レベルではさらなる進展が必要であると指摘しています。

英国の小売業界は、男性中心のリーダーシップや不適切な言動で批判にさらされてきました。今年初めには、プライマークのポール・マーチャントCEOが、女性に関する行動の調査を受けて辞任しました。

BRCのダイバーシティ&インクルージョン憲章には、Tesco Plc、Greggs、ヘルス&ビューティー小売のBoots、ファッションブランドのBurberry Group Plcなど90社近くが署名しています。この憲章は、採用プロセスにおける偏見をなくす取り組みなど、主要な指標に関する小売企業の進捗を追跡することを目的としています。

報告書によると、企業は将来のリーダー育成への投資を増やし、ダイバーシティ&インクルージョンのスペシャリストを任命し、更年期を迎える女性へのサポートを強化しています。

注目すべき人物としては、ベーカリー・チェーンの急速な拡大を監督してきたGreggs Plcのロイシン・カリー最高経営責任者(CEO)や、Ocado Retail Ltd. のハンナ・ギブソン最高経営責任者(CEO)などが挙げられます。両者とも最近、そのリーダーシップによる貢献が認められ、チャールズ3世から表彰されました。

BRCのヘレン・ディッキンソンCEOは、「小売企業は、より多くの女性がエグゼクティブの席につけるよう、多大な努力を払ってきたことを称えるべきです。小売業の顧客基盤の半分以上は女性であり、彼女たちの視点を持つことは成功に不可欠です」と述べました。

FashionNetwork.com with Bloomberg

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