6月23日、イラン政府はアラグチ外相(写真)をロシアに派遣した。ジュネーブで20日撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
[イスタンブール/モスクワ 23日 ロイター] – イラン政府は23日、アラグチ外相をロシアに派遣した。米軍による大規模な攻撃を受け、プーチン大統領にさらなる支援を要請することが目的。
プーチン氏はイスラエルによるイラン攻撃を非難しているが、先週末の米軍によるイラン核施設への攻撃についてはまだ公式の声明を出していない。
関係筋がロイターに語ったところによると、アラグチ氏は最高指導者ハメネイ師からの親書をプーチン氏に手渡し、支援を求める。
イランの関係筋は、イランはこれまでのところロシアの支援に満足しておらず、イスラエルと米国に対抗するためプーチン氏による支援強化を期待していると述べた。イランが具体的にどのような支援を求めているかについては明らかにしなかった。
ロシア大統領府はプーチン氏がアラグチ氏の訪問を受け入れると述べたが、協議内容については明らかにしていない。
国営タス通信は中東情勢の緊張激化に関してイランとロシアが立場を調整しているとのアラグチ外相の発言を伝えた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.