イラン核合意復活の可能性低い、外交努力強化は必要=ロシア高官

 ロシアのリャプコフ外務次官(写真)は24日公開された現地紙イズベスチヤのインタビューで、イランの核開発を制限する2015年の合意を復活させる可能性は現時点でほとんどないとの見方を示した。写真はブラジル・リオデジャネイロで4月、代表撮影(2025年 ロイター)

[24日 ロイター] – ロシアのリャプコフ外務次官は24日公開された現地紙イズベスチヤのインタビューで、イランの核開発を制限する2015年の合意を復活させる可能性は現時点でほとんどないとの見方を示した。

インタビューは米国がイラン核施設への攻撃を行った後に実施。トランプ米大統領がイランとイスラエルの停戦合意を発表する前に行われた。

リャプコフ氏は「現時点で(イラン核合意を)復活させる条件は見当たらない」と述べた。

同時に「外交を放棄するという意味ではなく、むしろその逆だ。今こそ事態の安定化につながる決定を下すため、取り組みを強化すべき時だ」と強調した。

イラン核合意は同国の核開発を制限する見返りに対イラン制裁を緩和する目的で15年に締結されたが、トランプ氏は1期目の18年に離脱を表明した。

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