公開日時 2025年06月24日 12:41更新日時 2025年06月24日 12:41
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最終日を迎えた沖縄「平和の礎」名前を読み上げる集いで、本年度の追加刻銘者の名前を読み上げる参加者たち=23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園
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慶田城 七瀬
沖縄「平和の礎」名前を読み上げる集い(同実行委主催)は23日、糸満市の県平和祈念資料館前で本年度に追加刻銘された県出身者16人を含む342人の戦没者名を読み上げ、全刻銘者24万2567人分の読み上げを終えた。
1日に伊江島で始まり、オンラインや各地の会場で23日間にわたって読みつないだ。集いには県内外、海外から個人や団体、企業や学校などから5810人が参加し、5505人が読み上げを行った。町田直美実行委員長は「たくさんの人の力でここまで来られた。参加した皆さんが心を込めて名前を読み上げてくれたおかげだ」と感謝し、終了を宣言した。
セレモニーでは、ビッグバンドや三線演奏のほかフラダンスが披露され、読み上げ参加者や実行委メンバーらが活動を振り返った。戦没者24万人、一人一人の命の重みを再確認し、平和な世界を願った。
オーストラリアの県系2世で県費留学生の奥田カレンさん(26)は初めて読み上げに参加し「自分の思いや経験を伝えきれないまま亡くなった人がこんなにいたんだと思い悲しくなった」と涙で言葉を詰まらせた。「今も世界で戦争が起こっており、沖縄戦から現在につながる基地問題が残る。読み上げを通して次の世代と一緒に平和について考えていきたい」と話した。(慶田城七瀬)

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