ドイツ産業連盟(BDI)は6月23日、2025年のドイツ経済は米国の関税が輸出を圧迫することから従来見込みより大幅に縮小するとの見通しを示し、0.3%のマイナスを予想した。ハンブルク港で2月17日撮影(2025年 ロイター/Fabian Bimmer)
[23日 ロイター] – ドイツ産業連盟(BDI)は23日、2025年のドイツ経済は米国の関税が輸出を圧迫することから従来見込みより大幅に縮小するとの見通しを示し、0.3%のマイナスを予想した。実現すれば3年連続のマイナス成長となる。
1月時点では0.1%の縮小を予想していたが、米国の関税政策変更で輸出主導型のドイツ経済に新たな影響が出る可能性があると指摘した。
しかし、BDIのペーター・ライビンガー会長は「ドイツ政府がこれまでの方針継続を貫けば、来年には好転する現実的な可能性がある」と指摘。減税やエネルギー価格引き下げといったメルツ政権の措置を歓迎しながらも、一段の改革が必要だと述べた。
BDIはまた、防衛力強化で政府に支援を申し出ており、ライビンガー氏は「ドイツ産業界には貢献する用意がある」と述べた。
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