イタリアのメローニ首相は6月23日、防衛と安全保障に国内総生産(GDP)の5%を支出するという北大西洋条約機構(NATO)の新しい目標を順守する方針だとしつつ、達成には10年かかり、それを可能にするために欧州連合(EU)予算規則の変更を望んでいると述べた。12日、ローマのキジ宮殿で撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)
[ローマ 23日 ロイター] – イタリアのメローニ首相は23日、防衛と安全保障に国内総生産(GDP)の5%を支出するという北大西洋条約機構(NATO)の新しい目標を順守する方針だとしつつ、達成には10年かかり、それを可能にするために欧州連合(EU)予算規則の変更を望んでいると述べた。
今週のEU・NATO首脳会議を前に議員らに対し「これらは重要なコミットメントであり、イタリアは履行する意向だ。わが国を弱体化させ、自国を守ることができないままにしておくつもりはない」と語った。
一方で、EU当局は予算規則を見直し、NATO同盟国との間で合意される防衛費増額と整合性を持たせるべきとも訴えた。
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