英国は、米国によるイランの主要核施設への攻撃には直接関与しておらず、事態の解決には外交努力が必要だとしている。

  スターマー英首相は22日、トランプ米大統領の行動を事実上支持する姿勢を示し、イランの核開発計画は「国際的な安全保障に対する重大な脅威だ」と表明。

  電子メールで配布した声明で、「イランが核兵器を開発することは決して許されない。米国はその脅威を軽減するため行動を起こした」と指摘した。

  スターマー氏はその上で、「中東情勢は依然として不安定であり、地域の安定が優先課題だ。われわれはイランに対し、交渉の場に戻り、この危機を終わらせる外交的な解決策を見いだすよう求める」とコメントした。

  レイノルズ英ビジネス貿易相はスカイニューズの番組で、米国は今回のイラン攻撃に際し、英国に支援を求めず、インド洋のディエゴガルシア基地の使用もなかったと述べた。米英軍の基地があるディエゴガルシア島は戦略的要衝。

  同基地がイランへの攻撃に使われる可能性があるとの見方は、国際法に照らして適法かどうかを巡り、英政府内で懸念を呼んでいた。

  レイノルズ氏によれば、米国は作戦の実行前に英国に事前通告を行っていたという。同氏は「イランが核兵器を保有することできない。ただし、これを食い止めるために外交的なプロセスが必要だ」と語った。

  米国が軍事行動に踏み切ったことは、欧州各国による緊張緩和の取り組みが失敗に終わったことを示している。英国とフランス、ドイツの外相は20日、イランの外相と会談したが、トランプ氏に行動を思いとどまらせることはできなかった。

  ヒーリー英国防相は「英国の要員と基地の安全が私の最優先事項だ。現在、基地の防衛態勢は最高レベルに引き上げられており、追加のジェット機も配備した」と述べた。 

原題:UK Says It’s Not Involved in US Strikes on Iran, Urges Talks (抜粋)

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