パキスタンは21日、先月のインドとの停戦を仲介した功績を称え、トランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦すると発表した。米ニュージャージー州で20日撮影(2025年 ロイター/Ken Cedeno)
[イスラマバード 21日 ロイター] – パキスタンは21日、先月のインドとの停戦を仲介した功績を称え、トランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦すると発表した。
パキスタンとインドは、係争地カシミール地方のインド側で4月下旬に発生した観光客襲撃事件をきっかけに攻撃の応酬となった。核保有国同士の交戦に国際社会で核戦争への懸念が高まったが、トランプ氏は5月10日、両国が「完全かつ即時の停戦」に合意したと表明した。
パキスタン政府は「トランプ大統領は、パキスタンとインド双方に外交的に強固に関与し、偉大な戦略的先見性と卓越した政治手腕を発揮し、急速に悪化していた状況を緩和した」とし、「その介入は、彼が真の紛争仲裁者であることの証だ」とした。
ノーベル平和賞は各国政府が推薦できる。米政府からの反応は今のところない。インド政府報道官はコメント要請に応じていない。
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