群馬県内は19日も気温が上がって各地で35度を超える猛烈な暑さになりました。
20日も厳しい暑さが見込まれていて、エアコンを使うなど対策を続けてください。
気象庁によりますと、群馬県内は高気圧に覆われ、19日も各地で猛烈な暑さになりました。
日中の最高気温は▽桐生市で36.7度、▽伊勢崎市で35.9度、▽前橋市で35.6度、▽館林市で35.5度と、いずれも3日連続の猛暑日となりました。
また、▽高崎市で34.9度、▽沼田市で34.5度、▽下仁田町で34.4度など各地で厳しい暑さになりました。
20日は雲が広がり19日ほど気温は上がらないものの引き続き厳しい暑さが見込まれ、日中の最高気温は▽前橋市で33度、▽みなかみ町で31度と予想されています。
引き続き適切に▽エアコンを使用し、▽水分や塩分を補給するとともに、▽屋外の作業ではこまめに休憩をとるなど、熱中症への対策を続けてください。
また、県内では大気の状態が不安定になっています。
19日夜遅くにかけて落雷や突風、ひょうや局地的な激しい雨に注意してください。
【前橋のかき氷店にぎわう】
日中の最高気温が35点6度と、3日連続の猛暑日となった前橋市では、かき氷を食べて暑さをしのぐ人の姿が見られました。
JR前橋駅の近くにあるかき氷店には、家族連れや仕事を終えた人たちなどが続々と訪れ、好みの味のかき氷で体を冷やしていました。
4歳の娘と来た30代の男性は「ことし初めてかき氷を食べに来ました。外に出たくなくなるほど暑いですが、娘と食べるかき氷はおいしいです」と話していました。
また、40代の男性は「畑で農作業をしていましたがとても厳しい暑さで、水をたくさん飲んでなんとか乗り切りました。シンプルな甘露のかき氷ですっきりした気分になります」と話していました。
0歳の子どもを抱っこして店に来た30代の女性は「6月とは思えない暑さで体が慣れず、梅雨はどこに行ってしまったのだろうと思います。抱っこひもの中に保冷剤を入れるなど、子どもの熱中症対策には万全を期したい」と話していました。
【群馬県内 熱中症の疑いで24人搬送】
群馬県内の各地の消防によりますと、県内では19日午後5時までに9歳から93歳までのあわせて24人が熱中症の疑いで救急搬送されたということです。
このうち▽重症は2人、▽中等症は11人、▽軽症が11人だということです。
県は、エアコンの適切な使用やこまめな水分補給など、熱中症対策を徹底するよう呼びかけています。
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