米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、7月にも利下げを実施することは可能だとの見解を示した。関税によるインフレへの影響は短期的なものにとどまる公算が大きいとの認識をあらためて表明した。
ウォラー理事は20日、CNBCのインタビューで「早ければ7月にそれをするかもしれない」と述べた。次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合は7月29、30日の両日に開催される。
同理事は、国内総生産(GDP)伸び率とインフレ率はFRBの目標に近い水準で推移していると指摘。現在のフェデラルファンド(FF)金利は、景気を刺激も冷やしもしない中立金利水準の推計値を1.25-1.5ポイント上回っているとの見解も明らかにした。
「利下げの余地はあると考える。その後、インフレ動向を見極めていくことができる」と発言。中東での危機といったショックがあれば、必要に応じて利下げを一時停止する可能性があると付け加えた。
「われわれは6カ月間、利下げを休止して様子を見ている。これまでのところデータは良好だ」と話した。
トランプ大統領はFRBに対し、再三にわたって利下げを要求。最近では、利下げをすることで政府の債務返済コストを軽減できると主張している。米財務省データによると、過去8カ月間で連邦政府が支払った債務の利子は約7760億ドル(約113兆2000億円)に上る。
ウォラー理事は連邦政府の借り入れコストを軽減するために利下げをすべきかと質問され、それはFRBの責務に含まれていないと発言。
「われわれが議会から受けている使命は、失業と物価安定に関するものだ」とし、「米政府に安価なファイナンスを提供するよう言われているわけではない」と述べた。
原題:Waller Says Fed Could Cut Interest Rates as Soon as July (1)(抜粋)
(発言の詳細を追加して更新します)

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