邑南町の温泉施設で基準値を超えるレジオネラ属菌が検出された問題で施設を所有する町は会見を開き、最大で基準値の1500倍の菌が検出されたほか、一部の設備では定期的な消毒や清掃が行われていなかったと明らかにし謝罪しました。

邑南町の温泉施設、「いわみ温泉霧の湯」では18日定期的な水質検査で、温泉から基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されました。

施設を所有する町は20日、会見を開き、男湯と女湯の12か所から、国の基準値の35倍から最大で1500倍にあたるレジオネラ属菌が検出されたと明らかにしました。

また、保健所が19日立ち入り検査を行った結果、法律に基づいて求められる定期的な消毒や清掃が一部の設備で行われていなかったこともわかったということです。

レジオネラ属菌は吸い込むと肺炎を引き起こし、治療が遅れると死亡することもあるとされ、町によりますとこれまでに因果関係が明らかな健康被害は確認されていないということです。

町では当面、施設は利用を中止し、保健所の助言のもと清掃や安全管理を徹底し、安全性が確認されれば、営業再開を協議することにしています。

大屋光宏町長は「営業再開から2か月しか経っていないなかで再開を待ちわびていた町民や地域の皆さまの期待を裏切ることになり、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と謝罪しました。

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