イランのブシェール原発、状況は「正常」 ロシア側確認

 6月20日、ロシアの国営原子力企業、ロスアトムのアレクセイ・リハチョフ総裁は、数百人のロシア人専門家が働いているイラン南部ブシェール原発について、状況は「正常」であり、コントロール下にあると述べた。5月26日撮影、提供写真(2025年 ロイター/Planet Labs PBC)

[サンクトペテルブルク 20日 ロイター] – ロシアの国営原子力企業、ロスアトムのアレクセイ・リハチョフ総裁は20日、数百人のロシア人専門家が働いているイラン南部ブシェール原発について、状況は「正常」であり、コントロール下にあると述べた。

イスラエル軍は前日、ブシェール原発を攻撃したと発表したが、その後、誤りだとして訂正した。リハチョフ氏は、ブシェール原発を攻撃すれば「チョルノービリ(チェルノブイリ)事故に匹敵する大惨事となるだろう」と警告していた。 もっと見る

ブシェール原発はイランで唯一稼働中の原発で、ロシアが建設した。

リハチョフ氏は、ブシェール原発の状況について質問されると、記者団に「今のところ、状況は完全にコントロールされており、全て正常だ」と説明した。

ロシアのプーチン大統領は今週、ロシアはブシェール原発に最大600人の人員を配置していると述べている。イスラエルはこれら人員の安全確保についてロシア側に確約したという。

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