ウクライナ中銀の物価安定方針、信頼に足る=英中銀総裁

 6月20日、イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、安全保障上の脅威が低下した後に物価安定に重点を置くというウクライナ中銀の方針は信頼でき、極めて重要との見解を示した。ロンドンで5月8日、代表撮影(2025年 ロイター)

[ロンドン 20日 ロイター] – イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は20日、安全保障上の脅威が低下した後に物価安定に重点を置くというウクライナ中銀の方針は信頼でき、極めて重要との見解を示した。

ウクライナの首都キーウで開催された会議で、「安全保障上のリスクが緩和し、適切なマクロ経済条件が整った後に、従来のインフレ目標の枠組みに戻ることを(ウクライナ中銀は)明確に表明している」と述べた。

「これは確立された枠組みに戻るという非常に明確な決意だ。(この取り組みは)重要であるだけでなく、信頼できる方法で実行されていると理解している」と語った。

ウクライナは5%のインフレ率を目標としているが、多くの欧米主要国の中銀と異なり、為替に関連した政策手段や規制も活用している。

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