いわゆる「リンゴ病」の流行が県内で続いています。
今月15日までの1週間に報告された患者数は、1医療機関あたり2.31人と国の警報基準を超えていて、県は手洗いやマスクの着用といった感染対策の徹底を呼びかけています。
伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」は、かぜのような症状が出たあと、ほおなどに赤い発疹が出るのが特徴で、感染したことがない妊婦の場合、流産や死産につながったり、胎児に異常が起きたりするおそれがあります。
県によりますと、今月15日までの1週間に、県内36の医療機関から報告された患者数は83人で、1医療機関あたりでみると2.31人でした。
前の週からわずかに減ったものの、2週連続で国の警報基準である2人を上回っています。
リンゴ病は、発疹が出る時期にはほとんど感染力がなくなっていることなどから、県は日頃から手洗いやマスクの着用といった感染対策の徹底を呼びかけています。
特に妊娠中や妊娠の可能性がある人は、かぜのような症状がある人との接触をできる限り避けてほしいと呼びかけています。
一方、激しいせきが続く「百日せき」の患者は、今月15日までの1週間で33人と前の週から2人増えていて、こちらも引き続き注意が必要です。

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