欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行(中銀)総裁は、ECBが今後数カ月で動くとすれば緩和的な方向になる可能性が高いと述べた。
ビルロワドガロー氏はフィレンツェの欧州大学院(EUI)での講演で「中東における新たな軍事的展開などの重大な外的ショックがない限り、今後6カ月の間に金融政策が動くとすれば緩和方向である公算が大きい」と語った。
ECBは過去1年に8回の利下げを実施。インフレ率は目標の2%の付近にある。
それでもビルロワドガロー氏は、ECBが機敏な対応を維持する必要性を強調した。
中銀預金金利とインフレ率が共に2%にあるという「『2アンド2』の状況に安心して停滞することは避けるべきだ」と述べ、「いまだ正常とは言えない状況」を指摘し、「必ずしも旅路の終わりではない」と述べた。
特に、エネルギー高が波及するかどうかを監視し、影響が「持続的かつ拡散的」である場合には政策対応が必要になるとの考えを示した。
同氏はまた、機敏であっても「予測不能あるいは曖昧」であってはならないとし、当局の考えを明確に伝え分かりやすく行動することが重要だと論じた。
原題:ECB’s Villeroy Says If Policy Changes, Loosening More Likely(抜粋)

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