公開日時 2025年06月19日 22:25更新日時 2025年06月19日 22:27
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沖縄地区税関が押収した大谷翔平選手や久保建英選手の偽ユニホーム=19日、那覇市おもろまちの沖縄地区税関
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琉球新報社
米大リーグのドジャースの大谷翔平選手や、サッカー日本代表の久保建英選手らの偽ユニホームなどを密輸しようとしたとして、沖縄地区税関は19日、飲食店店員の30代男性=沖縄市=を関税法違反の容疑で那覇地検沖縄支部に告発したと発表した。
2022年4月ごろからサイトで約2000点を販売していたとみられる。1枚あたり3~4000円で仕入れ、1~2万円で販売した疑いがあり、純利益は約1000万円に上るとみられる。
税関と合同で捜査していた沖縄署は19日、同衣類を輸入し、販売目的で所持したとして、不正競争防止法違反と商標法違反(商標権侵害)の容疑で男性を同支部に書類送致した。
告発容疑は、2024年6月14日から同年9月11日までの間に、スポーツブランド「ナイキ」や「アディダス」の偽の商標を付けた衣類102点を、中国から国際スピード郵便物を利用して5回に分けて密輸入しようとした疑い。税関によると、それぞれ段ボールに梱包されていた。那覇中央郵便局にある地区税関那覇外郵出張所で差し押さえた。
差し押さえを経て税関は24年11月、沖縄署と合同で男性の自宅を家宅捜索し、偽の商標を付けた衣類181点を押収した。
税関の調べに対し、男性は「単純に利益を得たかった」と供述しているという。

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