カナダ、今週末に初のLNG生産の見通し=関係者

 カナダ西部ブリティッシュコロンビア州キティマトの液化天然ガス基地(LNG)「LNGカナダ」で、同国初のLNGが生産される見通しだ。同基地の資料写真。昨年11月撮影(2025年 ロイター/Jennifer Gauthier)

[ヒューストン 18日 ロイター] – カナダ西部ブリティッシュコロンビア州キティマトの液化天然ガス基地(LNG)「LNGカナダ」で、同国初のLNGが生産される見通しだ。関係者2人が18日ロイターに語った。

同施設はカナダ初のLNG生産施設。また、太平洋岸に直結する北米初のLNG施設で、生産開始によりアジア市場への輸送時間が大幅に短くなる。

関係者の1人は、「第1トレイン(生産施設)で16日に冷却を開始した。問題が起きなければ、同日から6日間LNGを生産し、21〜22日の間に初めてLNGができる見込みだ」と語った。

ロンドン証券取引所グループ(LSEG)の船舶追跡データによると、LNGタンカーがLNGカナダのキティマト港に向かっている。関係者によると、タンカーは29日に到着し、LNGを積み込む。

LNGカナダは、英エネルギー大手シェル(SHEL.L), opens new tab、マレーシア国営ペトロナス(PGAS.KL), opens new tab, (PGAS.KL), opens new tab、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)(601857.SS), opens new tab、三菱商事(8058.T), opens new tabが出資している。

トレーダーによれば、LNGカナダが本格的に稼働し始めると、米国向けのカナダのガス輸出は減少する公算が大きいという。

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