アマゾン川河口沖の原油・ガス鉱区を売却 ブラジル

ブラジルのアマゾン川河口。アマパ州マカパで(2017年10月15日撮影、資料写真)。(c)Apu Gomes/AFP

【AFP=時事】ブラジルは17日、アマゾン川河口近くの原油・ガス鉱区19区画の採掘権を売却した。環境保護団体は、環境被害がもたらされる恐れがあると批判している。

売却先は、ブラジル国営ペトロブラスと米石油大手エクソンモービルの企業連合と、米石油大手シェブロンと中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)の連合。採掘権は計1億5300万ドル(約220億円)で売却された。

今回落札された19区画の鉱区は、入札にかけられた全172区画のうちの一部で、そのほとんどは沖合にある。

入札会場の外には、数十人が「入札をやめろ」と書かれた横断幕を手に集まった。環境団体は、世界最大の二酸化炭素吸収源であるアマゾン熱帯雨林を流れるアマゾン川の河口近くに位置する、47区画に特に懸念を示している。今回落札された19区画は、この47区画の一部だった。
【翻訳編集】AFPBB News

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