カナダのカーニー首相は16日、米国との間で1カ月以内の貿易合意を目指していると明らかにした。この目標は、カナダのアルバータ州で開催中の主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて行われたトランプ米大統領との会談で設定された。

  カーニー氏は同日午後、X(旧ツイッター)への投稿で、「今後30日以内の合意に向けて交渉を進めることで一致した」と明らかにした。

  トランプ氏は記者団に対し、政策面での隔たりがカーニー氏との間に残っているが、貿易合意を数週間以内に「実現できる」と述べた。ホワイトハウス当局者によれば、大統領は米代表団に対し、できるだけ早期に最善の合意に至るよう指示した。

トランプ米大統領、貿易合意を数週間以内に「実現できる」と語った

Source: Bloomberg

  トランプ氏はこの日午前、カーニー氏の隣に立ち「われわれの考え方には違いがあると思う。私には関税に関する構想がある」とした上で、「マーク(カーニー首相)は異なる考え方を持っており、それを好む人もいるが、きょうはその核心を探ってみるつもりだ」と述べた。

  また、「単純」かつ「容易」であるため関税を支持していると表明する一方、カーニー氏の提案にも耳を傾ける姿勢を見せた。カーニー氏は、鉄鋼、アルミニウム、自動車などカナダの主要産業を対象とする上乗せ関税の緩和を求めている。

  「マークの案はもっと複雑だが、かなり良い内容だと思う」とトランプ氏は指摘。「両方を検討した上で、最終的にどんな形になるか見てみるつもりだ」と語った。

  両首脳は2人で約30分間会談した後、記者団の質問に簡単に答えた。その後、両国の他の当局者も交えた協議がさらに30分間行われた。カナダ首相府が発表した声明によると、会談では重要鉱物や国境問題、防衛分野での協力の可能性も取り上げられた。

原題:Carney Says Canada and US Aiming For Trade Deal Within 30 Days(抜粋)

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