1年後に北中米W杯を控える中、サッカー日本代表の主力はどんな進路を取るのか? 各国番記者・情報筋がシーズン採点とともに“移籍の噂”の信憑性を本音で記す。今回はバイエルン、アーセナルなどメガクラブの触手が伸びているという三笘薫について。〈翻訳・構成:井川洋一:NumberWebレポート/全2回。第1回、久保編、遠藤編へつづく〉

ブライトンは欧州カップ圏外…オファー拒否は難しいか

 三笘薫はついに今夏、ブライトン&ホーヴ・アルビオンを去るのか──。

 チームのサポーターは、その答えを知りたいとも、知りたくないとも、感じているのではないだろうか。なぜなら、移籍の候補先として噂されているのは、アーセナルやバイエルン・ミュンヘン、バイヤー・レバークーゼンといった格上の名門で、状況を考慮すれば、チームを何度も救ってきた日本代表アタッカーが移っていくと考える方が自然だからだ。

 3年前に英国南岸の街に降り立ってから、三笘は最高のシーズンを終えたばかりである。もとより高かった彼の評判は、シーガルズでのこの1年でさらに上昇している。1月にはサウジアラビアからの巨額のオファーを断っているが、ブライトンが来季の欧州カップ戦出場権を逃した今、西欧のビッグクラブから似たようなオファーが届けば、次こそ首を横に振るのは難しいだろう。

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 鎌田大地の所属するクリスタル・パレス(プレミアリーグで12位)がFAカップを制し、新シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得したため、2024-25シーズンのプレミアリーグで8位に終わったブライトンは、カンファレンスリーグの出場権さえ手にできなかった(※訳者注:その後、クリスタル・パレスがマルチクラブ・オーナーシップの問題で出場権を剥奪される可能性が浮上している)。

 三笘とブライトンの契約はあと2年残っているが、選手側は契約を更新する意向を見せていない。クラブ側も納得できるオファーがあれば、頑なに引き止めることはないだろう。また5月に28歳になった今、三笘はキャリアでまだ経験していない真のトップレベルを味わってみたいと思っているだろう──そう、チャンピオンズリーグだ。

バイエルンの噂について尋ねられると

 プレミアリーグ最終節の後にバイエルン移籍の噂について尋ねられると、彼は次のように応じている。

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