公開日時 2025年06月17日 12:09更新日時 2025年06月17日 12:10

移民3世、祖父の故郷訪ね 在アルゼンチン・ウエマさん 写真で捜索 親族とも対面 沖縄・大宜味津波
ルーツの旅で津波区を訪ねたルーカスさん(右から4人目)とルーシーさん(同3人目)=5月28日、大宜味村津波区

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琉球新報朝刊

 【大宜味】戦後、大宜味村津波区からアルゼンチンに移住した故上間源昌(げんしょう)さんと、初子さん(旧姓・大城=国頭村出身)の孫ルーカス・ウエマさんが5月28日、妻のルーシー・ゴンザレスさんと津波区を訪れ、沖縄の親族と初対面した。

 ルーカスさんは2年前、自身のルーツを知るために祖父の残した写真を頼りに来県。国頭村で民泊を経営し、世界のウチナーンチュ大会で通訳をした経験がある与儀幸也さん宅に滞在し、祖父の故郷を探していた。

 写真が親戚の山川安雄さんや歴史写真家の宮城樹正さんの目にとまり、津波区であることが判明。再来県を決意し、今回の対面が実現した。

 ルーカスさんは「祖父は自分のヒストリーを書いていた。祖父が住んでいた場所を訪ね、自分のルーツを知りたいと思っていたので実現できて感激だ。ここは自分にとっても大切な場所だ」と笑顔で話した。

 親族の田村久子さん(91)は「アルゼンチンに源昌さんの孫がいることは聞いていたが、会うことができてとてもうれしい。今後も交流ができたらいい」と喜んだ。山川さんは「移民3世が故郷を訪ねる旅をしていることに感動した」と話した。

 ルーカスさんたちは、祖父が通った学校や集落の映像を公民館で鑑賞した後、津波区長の案内で祖先が住んでいた集落を散策した。

 (安里郁江通信員)

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