本格的な雨の季節を前に、今週から「大雨から命を守る」をテーマに防災に関する情報をシリーズでお伝えしていきます。
16日は、福島県が開発した防災アプリについてです。
ダウンロード件数が先月末までに10万件を超え、県はより多くの活用を呼びかけています。

スマートフォン用アプリ「福島県防災アプリ」は、県が去年3月に運用を始め、ダウンロード数が先月末時点で10万271件となりました。

アプリに登録すると、台風や大雨などの際に住んでいる地域の避難情報が随時通知されるほか、事前に登録した人どうしでの安否確認や、自分や家族の避難計画「マイ避難シート」を作成することもできます。

ことし3月にはアプリに新機能が追加され、氏名や住所などを事前に登録しておくと、市町村によっては避難所に掲示された2次元コードを読み込むだけで避難の受付を完了でき、避難所での負担軽減につながると期待されます。

また、事業者向けには、事前登録を済ませた上で災害時に従業員がけがの有無や出社できるかなどをアプリ上で回答して、管理者が情報を一覧できる機能も追加されています。

県危機管理課は「本格的な出水期を迎えるので、災害を自分事として捉えてすみやかに避難できるよう、このアプリを活用して災害に備えてほしい」としています。

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