イスラエル・イラン衝突、交渉での解決が長期的に最善=欧州委員長

 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長(写真中央)は15日、イスラエルのネタニヤフ首相に対し、イランとの衝突を巡っては交渉での解決が長期的には最善の選択肢だと伝えたことを明らかにした。ドイツのアーヘンで5月に代表撮影(2025年 ロイター)

[カナナスキス(加アルバータ州) 15日 ロイター] – 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は15日、ウクライナの停戦を実現するにはロシアにさらなる圧力をかける必要があると述べ、その目標を達成するためにG7(主要7カ国)諸国が制裁を強化するよう呼びかけた。

カナダのアルバータ州カナナスキスで17日までG7首脳会議(サミット)が開かれる。

EUは対ロ制裁強化に前向きだが、トランプ米大統領は制裁が停戦交渉の妨げになるとして消極的だ。フォンデアライエン氏は「真の停戦を確保し、ロシアを交渉のテーブルに着かせ、この戦争を終わらせるためには、さらなる圧力をかけなければならない」と強調。

先週に18項目の制裁パッケージ案を示したとし、G7各国に協力を求めた。

一方、イスラエルによるイラン攻撃を受けた緊張激化で、世界の関心は中東に集まっており、原油価格の急騰により世界経済への懸念も高まっている。

フォンデアライエン氏は14日のトランプ氏との会談で、特にエネルギー市場の安定を守るべきという点で一致したと説明。また、米国との貿易交渉については、7月9日の期限前に解決を望むとしながらも、合意できなかった場合に備えて緊急時対応策を準備していると述べた。

15日にはイスラエルのネタニヤフ首相とも会談。イスラエルの自衛の権利を改めて強調したが、イランの核開発計画に対処するには交渉での解決が長期的には最善の選択肢だと伝えたことを明らかにした。

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