公開日時 2025年06月16日 05:00更新日時 2025年06月16日 10:51

卓球でドイツ留学へ「ブンデスリーガの強さの秘訣」探究へ 西原高3年の荷川取さん
ドイツで卓球について探究する西原高校3年の荷川取宏太さん=14日、千代田区の文部科学省

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斎藤 学

 【東京】高校生らを対象にした「トビタテ!留学JAPAN」新・日本代表プログラムの第10期派遣留学生の壮行会が14日、千代田区の文部科学省であった。県内からは卓球の道を海外に学び、究めようと応募した西原高校3年の荷川取宏太さんが選ばれた。ドイツ留学で「自身の技術を磨く」と同時に、地域での練習環境の格差を解消していく方策を探究する考えだ。

 荷川取さんの留学テーマは「日本のトップ選手も修行する、ドイツ卓球ブンデスリーガで強さと盛り上がりの秘訣(ひけつ)を探る」と設定。学びの期間は7月12日から8月29日までの49日間。

 この日の壮行会には全国から選ばれた200人を超える留学を控える生徒が集った。荷川取さんは留学生を代表して決意表明。「日本に比べ、国全体で卓球に親しんでいるドイツ留学で、具体的には市民スポーツのクラブで卓球に対する考え方、指導方法、選手のモチベーションなどを調査し、地域格差縮小に向けた対策についても検討する」と目標を掲げた。

 この留学制度は文部科学省と日本学生支援機構による官民協働の海外留学促進企画として行われている。

(斎藤学)

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