ブラジルでコーヒー豆の生産が不調だ。ブラジルは高級品種「アラビカ種」の世界最大の生産地で、主要産地では天候不順で生産量が大幅に減っている。国際研究機関は、気候変動でアラビカ種の栽培適地が2050年までに半減するとみており、コーヒー王国の座が揺らぐ懸念もある。

 生産の不振を受け、ブラジルは近年、コーヒーの「輸入国」になりつつある。国内生産量(23年=340万トン)に比べればわずかだが、1、2月の輸…



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週刊エコノミスト

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